【御祭神】 |
大物主神 崇徳天皇 経津主神 |
【御神徳】 |
大物主神のモノは神霊の意で、あらゆる神々の主神であり、総統神でもあります。大物主神の霊力は幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)と尊称され、人々に限りない幸福を授け、万事を叡知識別する奇妙不可思議な働きがあると崇められています。 |
【御由緒】 |
石岡の金刀比羅神社は「森の神社」としての歴史、「平氏ゆかりの神社」としての伝統、そして「こんぴら信仰に由来する神社」として多様な側面を持っています。当神社の古称である「森」「森木」「守木」は神社・神木・神垣の意をあらわし、古代神木祭祀の時代からの由緒ある神域であったことを伝えています。
平安時代には、桓武天皇の曾孫平高望(たいらのたかもち)王が常陸大掾(ひたちのだいじょう)という官職を得て国府に着任して以来、平氏ゆかりの神社として森の祭祀が継承されるようになり、歴代の平氏の子女が祭主となって神役に勤仕していたと伝えられています。江戸時代になると、大物主神は仏教の守護神である宮毘羅(くびら)大将と同一神であり、現世で最も霊験あらたかな神様であると考える「こんぴら信仰」の伝播拡大により「金毘羅大権現」として信仰されるようになりました。 当神社では、文政10年(1827)にあらためて讃岐国象頭山(香川県琴平山)の金毘羅大権現(金刀比羅宮)より御分霊を勧請し、「こんぴら信仰」のよりどころとなって多くの人々の参詣を集めて今日に至っています。 |
【祭礼】 |
毎月10日 御縁日
1月10日 初こんぴら大祭
10月10日 秋季大祭 |
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