【御祭神】 |
大己貴命・猿田彦命 |
【御神徳】 |
安産・商売繁盛・家内安全 |
【御由緒】 |
大同元年3月の創立と云う。本国疾病凶荒の故に平城天皇の勅願により、横川の宝珠上人近江の国滋賀郡坂本の山王権現日吉山王を遷し祀れば忽ちにして流行病治まりぬ。即ち金砂神社創始の地であり下宮上宮の本宮であるので、その威徳を称え元金砂神社とも金砂山王宮とも呼び習わされて今日に至る。
因みに、小祭礼の折り松平より当山を仰ぐ処、礼の宮と称して奏楽を止め礼拝する習いがあり、反すれば異変があると言われる。昔時、佐竹藩より7名の御付人有り、御出社に際しては、御使者が立った。地所の儀も当千手村を始め、和田村・東連地村に亘り、御叙地14石4斗8升を有す。明治6年村社に列す。
金砂の大神は、水木海上より紫雲棚引く当山を仰ぎ見て御鎮座されたと伝えられ、欅・椎・榊等の巨木が鬱蒼として繁茂する貴重な永久天然林を形成している。
山上には、金砂神社の御本殿があり、麓の礼拝殿は十一面千手千眼観世音菩薩を祀る御堂跡で、往時は回廊付きの壮麗な堂宇であった。 |
【祭礼】 |
4月3日
9月19日 |
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