【御
祭神】 |
大己貴命(おおなむちの
みこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと) |
【御
神徳】 |
諸業繁栄のお社で、漁業
関係者のお参りがある |
【御
由緒】 |
大同2年(807)創立(社伝)。坂上田村麿、大伴乙麿、北征の日此処に八所権現を斎祀。
堀河天皇寛治年中源義家この神に祈願し、陸奥を平定して凱旋の日、弓八張を奉つて報賽。依つて真弓八所権現と云う(天明2年罹災古記を失う)。古来武門の崇敬社として著名で佐竹氏
が真弓村一村除地として社殿造営。徳川幕府25石の朱印地圭田を進む。
水戸藩主徳川光圀公が山王大権現の称号を奉る。又当山が水
戸城の鬼門にあたるため、神徳を崇敬し30余村の大鎮守とされた。春季大祭に歴代藩主は御連枝様を代参させられた。徳川斉昭公が弘道館記碑を作る時、当山の大理石を使用することにしたが、当時「お留山」であつた処の石材を搬出にかかると大風雨となり、皆神の祟りを恐れて応ずるものがいなかつた為、
烈公は和歌「武士の引立様と曳く石を真弓の神のいかで惜まむ」「我が国の道をひろむる石なれば真弓の神の祟りあるまじ」の二首を白扇に書し、大前に祈願し無事搬出せられた。又神蔭流の元である陰流の始祖愛洲移香当山に篭り修行その極意
を得た。
天明3年(1783)宮司宅地内に分社(里宮)創建。明治元年12月社号を真弓神社とあらためた。同5年1月村社に列格、同43年9月22日(第512号)供進指定。昭和19年4月8日東久邇宮盛厚殿下御参拝あらせられた。同27年6月16日宗教法人設立。同29年10月社殿改築(権現造)。
当社は海抜329mの霊峰上(香炉峰の異名)に鎮座し、県北を見はるかし、特に農業、漁業関係者に厚い崇敬層をもつている。 |
【祭
礼】 |
1
月1日
|
歳
旦祭 |
旧2月
15日
|
例
祭(漁業関係者の崇敬が厚いの
で旧暦で厳修) |
旧
6月13日 |
御田植祭 |
10
月1日 |
秋季例祭 |
旧
8月1日 |
八朔祭(神饌に萓箸を添えてお供
えする) |
10月1日 |
秋季例祭 |
旧
10月18日 |
甘酒祭(新穀で甘酒をつくりお供
えする) |
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