【御
祭神】 |
立速日男命(たちはやひ
をのみこと)
(速経和気命 はやふわけのみこと) |
【御
神徳】 |
里川沿岸、佐都の郷にお
ける開拓の祖神として伝えられ、殖産興業、五穀豊穣、家内安
全、商売繁盛、厄除けなどにご利益があるといわれ、信仰され
ています。 |
【御
由緒】 |
立速日男命は、松沢の
松の木に降臨された。この神は崇りをなしたため、朝廷は、片
岡の大連を派遣し、神に祈願し、「この地は、人家に近く穢れ
があります。ここを避けて高い山の清浄な所にお移り下さ
い。」と申し上げた。神はこの願をお聞き入れになり、延暦
19年(800年)賀毘礼の峰に移られた。この社は、石の垣
が作られ、その中には仕える一族が住んでいる。また、宝物・
弓・鉾・釜等がすべて石となって存っている。およそこの地を
飛び渡る鳥もこの地を避けて飛び、今も昔も変わらない。
(『常陸風土記』)
しかし、賀毘礼の峰は険しく、参拝するのが困難なため、大
同元年(806年)に現在の鎮座地の近くに遷座された。
永正年間(1500年頃)以降、里川沿岸の佐都郷旧33ケ
村の総鎮守として広く信仰され、大永2年(1522年)に現
在地に移された。(社伝)
延喜式内常陸国28社の1つ、久慈都7座の内二の宮と称え
られ、明治6年郷社に列格された。 |
【祭
礼】 |
1月1
日 |
元旦祭 |
1月9
日 |
祈年祭 |
4月
10日 |
春季例
大祭 |
陰暦6
月9日 |
御田植
祭 |
陰暦9
月9日 |
秋季例
祭 |
12月
10日 |
新穀感
謝祭 |
|