【御祭神】 |
建速須佐之男命 |
【御神徳】 |
五穀豊穣・商売繁盛・特に疫病災難除け・学問・恋愛成就にも御利益がある「あらたかい」神様として広く信仰されています。 |
【御由緒】 |
社伝は、亨禄2年橋本源左衛門孫左衛門兄弟が園部川より神像をお掬ひ申し上げたことからはじまります。翌年、領主園部宮内少輔の命により分祭され、陰神(クシイナダヒメノミコト)が城内に、陽神(スサノヲノミコト)が城外に(現在の天聖寺跡下)にそれぞれ鎮座されました。また別当は華蔵院(現在は廃寺)とされ、田方三石が社領とされました。そして、6月4度の祭礼が城内より村中まで盛大に執り行われたそうです。今もその式が残り、園祭に受け継がれております。
当神社は、初め天王宮(天王さま)と尊称していましたが、皇国に恐れ多いこと、神仏混淆の社号であることを理由に天保年間に、現在の社号に改められました。また、鎮座地も明治2年、旧園部城外曲輪のあった現在地に遷座されました。
明治3年、小川鎮守となり、同6年村社に列格、同40年には供進指定も受けましたが、戦後は宗教法人としてのみ現在に至っております。しかし、往時より変わらぬ氏子崇敬者の厚い信仰に支えられ、昭和62年より神社庁特別神社として、今も往先も永遠に御神徳を広め続けております。
社領三石は、証文焼失のため没収され、現在は境内地(4,156平方メートル)と仮殿用地(211平方メートル)のみとなりましたが、氏子崇拝者の努力により、よく整備されております。
現在の社殿は、本殿は明治32年、拝殿は昭和7年(同28年改築)に建てられたものです。また、かつて園部城内に祀られていた陰神は稲田神社として境内に遷座されています。 |
【祭礼】 |
1月1日 歳旦祭
2月節分 節分祭
2月19日 祈年祭(春祭)
7月23日 例大祭(祇園祭)
旧6月 夏越祓(晦日芽輪祭)
11月23日 新嘗祭(秋祭)
12月31日 大祓
祇園祭について:7月21日〜23日に執り行われていましたが、現在は23日を例祭日として、7月第3月曜日(海の日)を最終日とした3日間で齋行しています。神輿渡御を中心にして、年番屋台巡行・獅子車が繰り出す情景は盛大そのもので町は多くの氏子崇敬者で賑わいます。
また、祭礼中の當番祭では「おしとぎ」「おふかし」等の特殊神饌を供える古式に則った神事が今なお継承されています。 |
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