【御祭神】 |
経津主大神(伊波比主命)
軻遇突智大神 |
【御神徳】 |
二柱の御祭神は、農業、商業を始め諸
産業に広大無辺な御神徳をお授けになられ神。
従って古来、諸産業開発の神、武道の神、勝負の神、農耕守護の神、防火の神、或は福富開運、病気平癒の神として崇められ、近時は特に家内安全、身体安全、
交通安全守護の神としても極めて尊崇されている。 |
【御由緒】 |
当神社の創立年代は詳らかではな
いが、社伝によれば経津主命の傍系孫・美計奴都加佐命が神籬(ひもろぎ)を立て、祖神を奉齋したのが始まりと伝承されている。
大同2年(809)空海の巡錫があり神社裏に十一面観音を勧請され、弘仁元年(810)に再び空海参社して別当香取山金乗院を建立し、社僧を置き看行奉仕
せしめられたと伝う。(この金来院は、明治初年の排仏般慇懃無礼殷釈により廃寺となりました。)
天産2年(940)平将門は字小城の地に館を新築の折、社殿を再建され一本の杉樹を植え神木とされた。
正長元年(1428)結城氏朝公社殿を修理し刀剣(来國行作)の献納あり。
降って、江戸時代の元禄2年(1689)に至り代官栗六右衛門金幣を奉納し社領九石一斗三升二合を附され、正徳2年(1712)には神階を正一位に進めら
れました。
享保9年(1724)徳川八代将軍吉宗公の命による飯沼(三千町歩)開発に際しては、この沼廻り二十四ケ村(開発後三十一ケ村)の名主及び代表144人は
当社神前に起誓文を捧げ大願成就を祈願し着工するも我大神の霊験いともあらたかに流石の難工事も同十三年滞りなく竣工を見るに、飯沼地方民は神恩に感謝
し、極彩色華麗なる本殿と大鳥居一基を奉納し大報寶祭を執行した。
その余興に於ける煙火打揚げは、連日連夜一週間の長きに及べりと云う。これより飯沼鎮護の神としてこの地方の名社とあがめられている。
寛政10年(1798)この地方に疫病流行するに氏子及び近郷より大般若経六百巻の奉納(金乗院)があり大祈願祭が社寺にて執行された。
天保年間、愛宕神社の軻遇突智大神合祀される。
同7年(1836)空海作断碑を境内より出土する。
この断碑の発見により今 (平成7年) を遡ること実に1186年前にはすでにこの地に鎮座されていた古社であることを知ることができる。 |
【祭礼】 |
1月1日 元旦祭
1月14日 古神札焼納祭
2月節分日 節分祭
2月11日 紀元祭
4月10日 春 祭
6月30日 夏越の大祓式
7月15日(岩根餅祭) 例大祭
11月15日(太々講大祭) 秋 祭
11月1日〜23日菊まつり
12月三31日 大祓式
12月31日 除夜祭
毎月1日 月次祭 |